Yakushima
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縄文杉 Giant Ceder |
That big ceder stands as it has been for more than 7200 years, in the woods on the slope of the high mountain of Yakushima. It stands there in calm, in front of my eyes, gathering the winds and rain drops, gathering winds and the whistling of the birds.
It was a heartwarming encounter, after 5 hours walk and climb,
島へ |
鹿児島空港は快晴。霧島連山がくっきり見える。山腹からもうもうとあがる湯煙。温泉場だ。空港待合室のベンチに、なんと畳敷きのものが。なぜか寛げる。
屋久島行きはJAC。プロペラ機 YS11だ。おお、まだYS11は使われていたのか!プロペラ越しに桜島を堪能。大隈半島を眺めつつ、眼下の海を行くフェリーを見やる。
飛行機が高度を下げ始めると、種子島が見えてくる。結構大きく平べったい。あれはロケット発射台かア、と目を凝らしていると、急旋回、目の前に切り立った岩、じゃない山並が現れる。山の上には雲。雲間から夕日が差し込んで、なんともドラマティック、というか神秘的というか、なにものかの存在を感じさせる山が、慄然とそこにあった。
飛行機は短い滑走路に風にあおられながらも無事着陸。小さな島の割には、山が圧倒的な存在感。種子島の平べったさと比べてしまうとなおさら。
路線バスで、小一時間、島の南、平内にあるユースホステルに向かう。道路は起伏のあるくねくね道。だが、これが幹線道路だ。島の南側に入ると、岩肌に深緑の木々がへばり付いた断崖が眼前に迫ってくる。ハワイのカウアイ島を連想させる断崖だ。トロピカルのような、でもそうでもないような不思議な混生。
平内のユースホステル前のバス停で降りる。バス停からさらに100mほどくねくね下ったところがユースの入口。駐車場越しに、海が見える。黒潮の海だ。夕闇が迫ってくる。思えば遠くに来たもんだ。
ユースはわりと新しい木造。まだ木の香りがする。夕食後、ツアー参加者への説明あり。参加者は全部で9名。男性は1人だけ。同室の4人は全員参加。夜の時点でまだ到着していない人1名。明日の朝は4:45分出発だ。
大杉へ 縄文杉への往復10時間 |
ユースの入口に4:45分集合。まだ暗い。2台くるはずのガイドの車が一台だけ。10分ほど待ってもやってこないので、強引に1台に全員で乗り込んで出発。道は一本だから遅れてくれば途中で出会えるはずだという。ガイドが携帯をかけながら対向車も来ない道を行く。もう一人のガイドは若い人だというが、携帯への応答なし。完全に寝坊か?!登山口に向かう道に入るとすぐのところに住んでいるということで、途中で寄ってみると、案の定寝坊。あとからジョインするということで、お弁当屋で朝昼用弁当をゲットして、登山口に向かう。
荒川登山口到着6:00頃。登山口前の駐車場はほぼ満車。入口付近ですれ違いができずに立ち往生していたレンタカーを、ガイドが運転を代わって救出。ぎゅうぎゅう詰めの車の中で、朝の分の弁当を食べる。朝からフル仕様の弁当で、フライやら塩鮭やらが入っている。朝6時に食べるのはちょっときついが、これからの道行を考えて強引に口に放り込む。車の外も人、人、人の気配。皆トイレに並んでいる。次のトイレの場所は2時間半後だそうだから、こちらも強引に出すものを出す。
そうこうしているうちに、もう一人のガイドも到着。間に合ってよかった。余りの登山者数にうちらのグループは出発を遅らせ、準備体操をして、ほぼ最後尾で出発する。時刻は6時45分。空は白やんできた。
木材を運び出すために設営されたトロッコの軌道を歩き始める。このトロッコは現在も土埋木の運び出しに現役で使われている。
-------山ノ神に祈る ------
Before entering the mountains, pray for the mountain gods.
小杉谷の入口に小さな神社が祀られている。鳥居からは急な階段なので、誰も登ってはいかなかったが、入口の鳥居の前にお神酒(当然焼酎)を奉げ、皆で一口づつ戴く。山に入る前に安全を祈る。
今でも、正月、5月、9月の各16日は神の祭日ということで、その日に山に入ることは忌み嫌われているという。その日に山に入れば、立ち木として数えられてしまうからだとか。
山の神に山に入るのを許してもらうために、沢を渡ったりするときに、必ず手をたたいたり、咳払いをするという。
そもそも屋久島が世界遺産に登録されたのは、原生常緑樹林が残っているから。標高の低いところでは、鬱蒼とした森が広がり、次第に高度をあげていくと、植生が変わって行くのがよくわかる。
トロッコ道をようやく抜けると、本格的な山道となる。急なところには木製の階段が作られていたりと、登山道はかなり整備されている。
ト ウィルソン株を過ぎた水場でランチタイム。 |
途中で見られる杉、杉、杉。
帰り道は、「かくれみの」の落ち葉を捜しながら歩く。
荒川登山口。帰着夕方17時前。早朝、満杯だった車もまばら。
雨で苔が甦る。精気が噎せ返るようだ。
白谷雲水峡。
苔、苔、苔 |
千尋の滝に向かう途中。尾の間上の林道付近。 沢は大きな岩がごろごろ。あと数百メートルで海。それでもまだ落差が50mから80mくらいはありそう。 |
クリスマスのポインセチアも
ここでは巨木に。 |
楓の種。
プロペラのように よく回転して落ちていく。 |
山茶花。
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千尋の滝(せんびろのたき)
滝の横で売っていたサトウキビジュース。屋久島でサトウキビを作っている農家はもはや1軒だけ。生のサトウキビジュースはここでしか飲めないとか。 おじさんがキビを圧搾機に送り込み、おばさんが汁を受け取る。プラスチック容器に絞ったジュースを注ぎ、砂糖をひとさじ、ふたさじと足してかき混ぜてハイ、と手渡された。ほんのりとした草の香りと甘さが口中に広がる。あっという間に飲み干してしまった。 |
里にやってきた秋。紅葉の横は、ガジュマルなど亜熱帯の植生。なんだかよくわからない環境。
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http://www.jnto.go.jp/eng/spn/kagoshima/map_plus_info/locations.html
The location of Japan's oldest trees: giant sugi (cryptomeria) that date back
thousands of years. The biggest of the lot is the Jomon-sugi, which is 25.3
meters tall, and has a diameter of 5.22 meters, and a girth of 16.4 meters.
The Jomon-sugi is estimated to be between 2,600 and 7,200 years old. The cryptomeria
of Yakushima are now included on the UNESCO
World Heritage List. Serious walkers can spend days trekking through the island's
forests and along the shore. At 1,935 meters, the highest peak on the island,
Miyanouradake, is also the highest peak in Kyushu. Even in midsummer it can
get quite chilly at the summit. Other enjoyable natural pursuits include viewing
waterfalls, following the tracks of egg-laying
turtles along beautiful beaches, and spotting monkeys and deer in the forests.
At Hirauchi, there's a hot spring bath that can be used only when the tide
is out; at high tide it's underwater. For those who wish to enjoy the island
without expending too much effort, there are such modern facilities as Yakusugiland
and relaxing strolls that showcase the island's charm. The fishing is excellent.
Some of the most plentiful species are mackerel and flying fish. The flying
fish are sometimes served as a kind of fishcake.
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